よく聞きとれなかった時に「Say again」といえ。と教官に教わってると思うのだが。
これは「もう一度、言え」という意味で、とても簡単だ。
ただ、活用できているかというとそうでもない。
一番多い失敗が、「躊躇してしまう」ことだ。
罪悪感を感じてしまうのだ(特に日本人の皆様)。聞き取れないのは私が不勉強だからです、悪うございました、お代官様、お怒りはごもっともですが、どうかもう一度言っておくんなさいまし。
こんな感じだから、しばし躊躇してしまう。または、考えてしまっている。なんて言われたっけ、どういう意味だっけ、ええと、ええと、、、この間にも時間は過ぎ、他の人が交信を始める。しばらくしてから言う「say again」にはあまり迫力がない。
「分からん」と思ったらすぐ「say again」。間髪を入れずに「Say again」。澄んだ心で「Say again」。堂々と胸を張って「Say again」。大きな声で「Say again」。
「何だよおまえのしゃべり方。そんなんじゃ分からないよ
バカだなあ。へたくそ。はっきりしゃべってくれよ。」ぐらいのスタンスでいいのだ。あたかも管制官が悪かったように(実際にはあ悪くないのは分かっていても)。
「Sorry, say again」とか「Could you say again?」はやめよう。余計に分かりにくい(卑屈になるな)。どうせ余分につけるなら「Say again slower(もう一回ゆっくり言ってよ)」とか「Say again, I'm a student pilot」のほうが効果的。
ただし、管制官が長い指示を出し終わった時、例えば帰還時の指示で「Make straight-in runway 31 left, squawk 5300, report 3mile on final」といわれた時に、単に「せいあげん」というと管制官もがっくり来るよね。「少しも聞き取れないような素人相手におれはなにやってんだ〜」 なんて絶望のどん底に叩き落すことになるかも。仕方ないけど。
そんな時に、少しでも聞き取れたところをリードバックしてやるとまだ、管制官のやる気を維持させることが出来ることまちがいなし。例えば「Make straight-in 31 left, say again the rest, 51B」。「Say again the rest」とは「残り(the rest)をもう一度言って」という意味だ。少しでも聞く努力をしてるけど、聞けない部分があるから助けてくれ、という気持ちはきっと伝わるだろう。
さらに、聞き取れなかった部分だけをもう一度言ってもらうというのは良いぞ。「Say again squawk」とか「say again reporting point」なんていうのはいい例だ。
とにかく迷わず「Say again」。