2009年11月02日

続けて!「Continue」

今日から冬時間だ!
正しくはPST( Pacific Standard Time=西海岸標準時間)。
朝一時間ゆっくり寝ることができる、ありがた〜い日だ。

さて、トラフィックパターンのダウンウィンドまで来て、そろそろ着陸のクリアランスがもらえるかと期待していると、「continue」といわれることがある。何を続けろって言うのさ?
Tower " Cessna 5151B, RHV tower, continue, traffic is hold in position"

これは後半が大事で「滑走路上で離陸を待っている(hold in position)機(traffic)がいる」から、本当は着陸の許可をあげるタイミングだが、決まりであげてはいけないことになっている。だから、普通にアプローチを「続けろ。」という意味だ。ベースも普通どおりにすればいいし、ファイナルに曲がってもいい。そのうち許可をくれる。

場合によっては、
Tower "Cessna 5151B, RHV tower, continue approach, expect clearance on base."

といってくれたりする。「ベースで許可をあげる予定だから、そのまま続けてください。」という意味だ。特にダウンウィンドを伸ばしたりする必要はない。ただし「Continue downwind」といわれたら「extend downwind」と同じ意味だ。

ほかにも「continue upwind(アップウィンドを伸ばせ)」とか「continue right turn to downwind(そのまま右旋回を続けてダウンウィンドに入れ)」という使われ方もある。何を続けて欲しいかはよく聞いて欲しい。

2009年10月28日

ノースウェスト機、目的地通過?

今日は風が強いね。

本題と関係ないけど、ノースウェスト機が目的地を150マイルも通過してしまった事件。ニュースでは「両パイロットノートブックパソコンを使用し、会社の勤務管理システムを見ていた。」というんだが。

ありえない。仮にもパイロットというもの、パソコンを使ってようが、へんてこな本を読んでいようが、ATCからの呼びかけに、機長もポパイコパイも気付かないなんて、そんなことあるか。一時間以上も!本当ならパイロットのupwind風上に置いておけないぞ。

「居眠りしていた」というほうが真実味がある。旅客機は自動操縦もあり、クルーズに入るとあまりすることもない。しかも上空はあまりゆれないし、ぽかぽかと暖かくて・・・。我々小型機のほうが人馬一体となって(馬じゃないんですけど)必死に飛ばしているという感がある。安全のためについている自動操縦に頼りすぎてやいないか?策士、策に溺れるというのはこのことだ。

以前ANAの機長が、査察フライトなのに居眠りしてしまう事件があった。覚えてる?その時はコパイが起こしたけど、その後また寝ちまったって。査察なのにそんなことが起こるならば、普段どれだけ日常的にそんな状態で飛んでいるのか、想像するに恐ろしい。

いずれにせよ(パソコンを使ってようが、居眠りをしてようが)、乗客は知らぬが仏。パイロットって凄いプロフェッショナルで、エキスパートで高潔で頭脳明晰沈着冷静、というイメージがあるが、実際にはただの人・・・よりも変わった人が案外多い。知れば知るほど怖くなる。

ATCを克服して、ライセンスを取ろうというブログの趣旨だが、もっと基本的なこと=「パイロットは人の命を預かっている」、という責任感を忘れてはいけません。
posted by kiyo at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月25日

伸ばして!「Extend」

パターンを飛んでいると時々タワーから「extend downwind」と呼ばれることがある。「extend」は「伸ばせ」という意味で、どうやらダウンウィンドレッグを伸ばして、ベースに曲がるのを遅らせて欲しい様だ。

Tower "Cessna 5151B, RHV tower, extend downwind, you're number two, follow the Cub on three miles final, report the Cub insight"

うわ〜。たくさん言われた。でも、伸ばす理由もわかったぞ。どうやらファイナルマイルにいる、パイパーカブという飛行機に着いていかなくてはいかない。カブの後ろに回るために、ダウンウィンドを伸ばして欲しいのだ。
「report the Cub insight」は「カブを見つけたら(insight)報告しろ(report)」ということだ。

リードバックは
5151B "Extend downwind, number two, looking for the Cub, 51B"

こういう時は、勝手にベースに曲がってはいけない。タワーがいいというまでまっすぐダウンウィンドを飛ぶ。先行機を見つけたら、「Traffic insight, 51B」と言ってやると許可をくれる。
Tower " Cessna 51B, RHV tower, right base at your discretion, runway 31 right cleared for the option"

「at your discretion」とは「あなたの裁量で」。つまり「ベースに曲がれ」という命令形ではなく「必要と思うならもう曲がっていいですよ」という意味だ。リードバックは
5151B "31 right, cleared for the option, 51B"

でいいだろう。

2009年10月20日

もうやーめた「ターミネイト(terminate)」

こうやって何度も何度も離着陸を繰り返し、腕を磨いていくが、そのうち疲れてきて集中力が低下する。それ以上の練習は効果的ではないので止めよう。「もうやめる」と告げるには「ターミネイト(Teminate)」といえばいい。
5151B " RHV tower, Cessna 5151B, terminate"
Tower " Cessna 51B, RHV tower, contact ground, good day"

なんて会話になる。だんだん英語に慣れるとなんとなく過去形、過去分詞を使ったりする人がいる。
5151B " Cessna 51B, RHV tower, terminated"

これはNG。「抹殺されちゃった」と聞こえる。バカか

その後は普通にグラウンドコンタクトし、もとの場所にタクシーして今日のフライトは終わり。お疲れ様。

2009年10月16日

タワーが忘れていたらリクエスト。

タワーも人の子だ。着陸した飛行機についての指示を忘れてしまうこともある。いつまでたっても指示がない場合は、パイロットからリクエストしてやっておくんなせイ。

ここでもいつものフォーマットで。クローズドトラフィックの時は、RHVに限って言えばタワーの周波数のままでよい。他の空港ならグラウンドにリクエストになるが、タワーから「グラウンドにコンタクトしろ」とも言われない時はとりあえずタワーに言ってみよう。

5151B "RHV tower, Cessna 5151B, Delta, taxi for closed traffic"

Deltaとは場所のことだ。タクシーウェイの名前で自分の位置を告げる。そうするとようやくクリアランスをくれるという寸法だ。

タワーにしてみても、何回も練習してる期にいちいちクリアランスを出すのが面倒くさいこともある(閑な時はいいのだが)。そんな時は

Tower " Cessna 5151B, RHV tower, taxi to runway 31 right via taxiway Y each time in the pattern"


ということもある。ハッキリって手抜きだ。「each time in the pattern」とは「パターンでの練習中は、着陸後毎回」Yをとおって31 ライトに戻っていいですよ、という心温まるクリアランスだ。次回からは、着陸後、勝手にYから31ライトにタクシーをはじめよう。

もちろんこれはRHVだからこそできる特殊な例で、他の空港では、着陸後いちいち「contact ground on 121.7」といわれて、毎回タクシーのクリアランスをもらう必要がある。そっちのほうが普通だが。

2009年10月15日

着陸後、もう一度離陸。「Taxi backと Back Taxi」

「cleared for the option」と言われていても、最初のうちはフルストップする。滑走路からタクシーアウトして、アフターランディングチェック。さてもう一度離陸したい。勝手に滑走路に向かってタクシー始めるとNG。ここでも許可をもらわないと。

通常、クローズドトラフィックリクエストしておけば、向こうのほうから(タワーから)勝手にここでクリアランスをくれることが多い。
Tower "Cessna 5151B RHV tower, taxi to runway 31 right via taxiway Y."

RHVの場合、タクシーウェイ「Y」はタワーの管轄なので、グラウンドではなくタワーがタクシーのクリアランスをくれる。リードバックは
5151B "31 right via Y, 51B"

でいい。

場合によっては「taxi back to runway 31 right」という言い方をされるが同じ意味だ。

31 leftを使って離着陸の練習をしていると
Tower" Cessna 5151B, RHV tower, back taxi on runway 31 left"

と言われることがある。「taxi back」と「back taxi」って順番が変わっただけじゃないのと思うだろうが、だから素人は困るそれだけではない。

「taxi back」だけだと経路の指定がない。「via taxiway Y」などといわれてはじめて経路がわかる。
が「back taxi」と来ると「トラフィックの流れに対して反対に」タクシーしろと言う意味で「on」があっての「31 left」だからランウェイ31レフト上を、反対向けに逆行して離陸位置に戻れ、という意味になる。「いちいち31ライトを横切ってYまで出てタクシーバックは大変だろう。空港が閑なら近道させてやろう」と言う親心なのだ。頭に「Make one eighty,(180度ターン=Uターンをして)」をつけて
Tower " Cessna 5151B, RHV tower, make one eighty, back taxi on runway 31 left"

と言うこともある。なかなかやるぞ、たわー!




2009年10月06日

これ着陸の許可?Cleared for the option

トラフィックパターンを回って離着陸を練習中、RHVでは通常ダウンウィンドに来ると、タワーのほうから勝手に着陸のクリアランスをくれる。空港によってこのしきたりは違う。ダウンウィンドで毎回レポートしろと言う空港もある。レポートの仕方は

5151B " RHV tower, Cessna 5151B, downwind"

だけでいい(実際はRHVではレポートは不要だが)。ここでタワーからのクリアランス。

Tower " Cessna 5151B, RHV tower, runway 31 right, cleared for the option"


これが着陸の許可なのだが、初めて聞いたときは「クリヤードフォァジアクション」と言ってるように聞こえた。正しくは「オプション」なのだが、発音は「アプション」に近い。「オ}と「ア」の間くらいの音なのだ。続きを読む

2009年10月05日

右?左?確認したい離陸許可

ここでまた、通常どおり離陸の許可をもらうのだが、よく聞いて欲しい。

RHV tower" Cessna 5151B, RHV tower, make right traffic, runway 31 right, cleared for takeoff."


赤い文字で書いたところに注目。「メイクライトトラフィック?」何のこと?
これは「右回りのトラッフィックパターン(right traffic pattern)」のことだ。クローズドトラッフィックでは、離陸した滑走路に戻ってくるため、長方形に飛ぶが、この場合は右回りの長方形を描けということ。RHVは滑走路が二つあるので、特に指示がなければ右の滑走路から離陸したら「ライトトラフィック」、左の滑走路から離陸したら「レフトトラフィック」で回るしきたりになっているが、100%そうとは限らない。管制官が必要と判断した場合(外から空港に帰ってくる機の進入コースとの兼ね合いなど)、右の滑走路から離陸するのに、レフトトラフィックを作れと言う指示も結構ある。

RHV tower " Cessna 5151B, RHV tower, make left traffic, runway 31 Right, cleared for takeoff"


リードバックもこのことをはっきり言う。

5151B " Left traffic, 31 right, cleared for takeoff, 51B"

2009年10月03日

離着陸を練習しよう。「リクエスト、クローズドトラフィック。」

「今日はこの空港にとどまって、離着陸の練習をしよう」と教官が言った。どういう風にリクエストしたらいいの?

離着陸の練習時には離陸後、四角形に飛び、離陸した滑走路に戻ってくる。飛行経路が閉じているので「クローズドトラフィック(closed traffic)」という。
または、トラフィックパターンにずっといるので「ステイインザパターン(stay in the pattern」または「リメインインパターン(remain in the pattern)」ともいう。

このリクエストは、通常タクシー前に、グラウンドにコンタクトする時にする。出発方式のところでだ。

5151B " RHV tower, Cessna 5151B, Nice Air, Taxi for closed traffic, with Alfa"


グラウンドからの指示はいつもどおりに来る。タクシーして、ランナップが終わればタワーにコンタクトする。

5151B " RHV tower, Cessna 5151B, ready"


これもいつもどおりだ。

2009年09月29日

トラフィックアドバイザリー、別の言い方

時計文字盤で他機の位置を教えてくれるのがもっともポピュラーな言い方だが、それ以外の表現の仕方もある。

Tower" Cessna 51B, RHV tower, traffic on the upwind is making right traffic, right downwind departure approved runway 31 right, cleared for takeoff"


下線部がトラフィックアドバイザリーだが、アップウィンドにいるトラッフィック(traffic on the upwind)は、ライトトラッフィックパターンを作るよ(is making right traffic)と言う情報をくれて、その後51BにRW31Rからの離陸を許可している。この場合復唱は

51B" Traffic insight, 31R, cleared for takeoff, 51B"


でいい。続きを読む